チーズは見つかった?

ライトノベルを中心に本の読書感想文を書いています。レビューはほとんどせず、自分の思ったことを素直に書いていきます。

 

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空中ブランコに乗る中年男 ※ネタばれあり 

はじめに

短編集である。序章と23の小説と解説が書かれている。序章と解説は別の人が書いたものである。それぞれの話がとても短いのであらすじや感想を書くだけでほとんど完全なネタばれになってしまう。それでも書こうと思う。私は読んだぞ、ということをどこかに書いておきたいのだ。壁に落書きをするのに似ている。印象深かった「ダム決壊の日」と「空の歩道」について感想を書く。少ないとは思うのだが書く気力が足りないのだ。

感想

「ダム決壊の日」

みんなが逃げる。ダムが決壊したのだ。正確にはダムが決壊したと勘違いしたのだ。「東へ!」大声を出しながら、必死に走っていく。この文章を読んだとき、これはいかにもありそうな話だと思った。周りの人が一斉に逃げ出したら自分も逃げ出すだろう。後でインターネットでこの事件が本当なのか調べてみたが、この話は見つからなかった。考えれば考えるほど奇妙な話ではある。疑いもせず行動するというのは何か釈然としない。しかし、そんなことを悠長に考えている間に本当に水が押し寄せてくるかもしれない。やはり逃げるしかないのである。もし現実にみんなが逃げ出したら私も逃げ出そう。家族や近所の人にも声をかけよう。

「空の歩道」

頭の回転の早い妻が夫の言葉を訂正する。四六時中そんな調子で妻は夫をイライラさせていた。夫はやがて自分の夢について話すようになる。夢の内容については妻も知らないから文句のつけようがないというわけだ。ここまで読んで夫が哀れに思えてきた。夢の話なんかしても実感がこもらないでしょう。夢の話ばかりしている夫はやがて精神病になった。そして一つの夢の内容を繰り返し話すようになった。やるせない気持ちになった。夫が救われて欲しいと思った。最後に病院に入れられて妻と離れて暮らすようになった。と思われたのだが病院には妻がいた。そして妻は夢の話の矛盾点をも訂正するようになった。

終わりのひとこと

短編それぞれを読んだ後、奇妙な気持ちになる。話は暗いが少しだけ笑いたくなる。せっかく読むのだから笑いがあってもいいと思えてくる。

素直な気持ちを書いておこうと思う。読んでいる最中に何度もこの話は自分には合わないと思った。それでも最後まで読みきってしまう何かがあった。感想を書く前は、いい言葉が思いつかなくて憂鬱だったが、実際に書いてみたら想像していたよりは悪くない感想文が書けた。全くもって謎である。
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