チーズは見つかった?

ライトノベルを中心に本の読書感想文を書いています。レビューはほとんどせず、自分の思ったことを素直に書いていきます。

 

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とある魔術の禁書目録 2 ※ネタばれあり 

あらすじ

ファーストフード店で巫女さんと相席になった上条当麻は巫女さんからお金をくれと頼まれる。全財産が大ピンチな上条はすげなく断った。ふと気づくと席の周りにたくさんの人が立っていた。巫女さんはその人たちと一緒に帰っていった。上条は帰り道の途中でステイルに会う。ステイルによると、三沢塾に女の子、姫神秋沙が監禁されているそうだ。写真を見せてもらった上条は目を見開いた。その写真に写っていたのはファーストフード店で会った巫女さんだったのだ。


感想

あとがきを読んで後悔している。『失敗した上条当麻』と書いてあったのだ。感想を書こうとすると、この言葉が思考の大部分を占めてしまう。読んでいるときは楽しさすら感じていたのに、この言葉を見た後では、本巻は実にこの言葉がしっくりくると思ってしまう。

別の考えはどうも自然じゃない。例えば、上条がアウレオルスを救ったという考えはかなり無理がある。インデックスを助けるために地獄を見てきた(と勝手に推測される)アウレオルスはもうこれ以上苦しまなくて済むという考えだ。

上条がインデックスを助けたから、アウレオルスはこれ以上のことはしなくてよい。しかし、インデックスはアウレオルスのことを思い出してくれない。そのことが悲しい。しかし、上条の右手がアウレオルスの記憶を消した。だから悲しむ必要もなくなった。そしてアウレオルスでなく別人として暮らしていくことになった。よかった。救われた。

こんな結末をアウレオルスは望んでいない。アウレオルスの望みはインデックスに振り向いてもらうことだ。そのためには以前の記憶を取り戻さなければならない。以前の記憶がなくてもいいという現実は受け入れられない。それにインデックスには既に振り向く相手ができている。そんな奴は消してしまわなければならない。そしてアウレオルスは上条と戦い敗れた。消されたのはアウレオルスだった。

本巻の内容は上条が『失敗した上条当麻』を消す方法だった。



補足

科学と魔術の世界はうまく住み分けされているようだ。その中で今回、科学側の世界で魔術側の魔術師が事件を起こしたものだから、学園都市統括理事長、アレイスターは魔術師であるステイルに解決してもらうことになった。科学の能力者を魔術師がかくまっているというややこしい話になっていて、科学側のアレイスターが魔術側のステイルに解決を頼んだ形になっている。魔術側の事件は魔術師に解決してもらう。

上条はインデックスの心を思って「記憶を失う前の上条」を演じることにした。インデックスの「記憶を失う前の上条」を思う気持ちが、上条の自身の心配よりも大事に思えたのだ。上条の考えは美しいが危うい。記憶を失う前の自分を演じることは、少ない情報の中で行動するためひどく難しい。この美しさと危うさに何とも言えない感情を抱いてしまう。上条はもう一人(記憶を失う前)の上条に追いつけるのか?

他人を幸せにする、というボランティア精神が上条の生き方である。上条はインデックスの幸せを自分の幸せのように感じている部分がある。他人が幸せになるのを見ると幸せになれる。自分自身は幸せにすることができない上条は、代わりに自分の力で自分に近いものを幸せにすることに意味を見出そうとしている。

インデックスは、自分の頭にある知識をいたずらに使うことはない。しかし、修行中の身で嗜好品の摂取は禁じられているというのにアイスを食べたり、勝手に猫を飼うことにしたりと規則破りな部分もある。やって良い事とやってはいけない事の区別を自分で考えているようだ。

ステイルにとって殺すか殺されるかはいつも通りのことだったという事実。ただ、その感覚は心地よくないと考えている。まだ、人間の感情と言える部分はわずかながら残っているのだ。

上条の性格は正義感に溢れている。姫神を殺そうとしたアウレオルスに本気で怒り全力でぶつかった。そんな熱い上条を応援していこうと思う。
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